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KubeCon+CloudNativeConにNRI発OSSのAILERON Gatewayを出展!

はじめに

こんにちは、NRIの古藤です。

NRIでは、高性能なAPIゲートウェイ「AILERON Gateway(エルロンゲートウェイ)」を開発し、OSSとして提供しています。今回は2025年6月に開催された「KubeCon + CloudNativeCon Japan 2025」でAILERON Gatewayのブースを出展しました。

KubeCon+CloudNativeConとは?

KubeCon+CloudNativeConは、Kubernetesをはじめとするオープンソースソフトウェア(OSS)をテーマとした世界最大級のグローバルカンファレンスで、Cloud Native Computing Foundation(CNCF)が主催しています。 クラウドネイティブの技術に強い関心を持つエンジニアや企業が世界中から集まり、実践的な知見を共有する場となっています。 セッションやワークショップを通じて知識を深められるほか、自社プロダクトやOSSの発表・交流の機会も豊富に設けられています。 今回のイベントには約1,500人と多くの方が参加されていました。

また、KubeCon+CloudNativeCon Japan 2025では併催イベントも開催されています。 その中の一つである「Japan Community Day」はKubeCon参加者とローカルコミュニティのメンバーが合同で開催するイベントとなっております。 Japan Community Dayではセッション発表が行われ、NRI社員も登壇しました。

AILERON Gatewayとは??

AILERON GatewayはNRIで開発されたOSSで、シンプルなアーキテクチャを持ち、カスタマイズ性と拡張性に優れた高性能APIゲートウェイです。
これにより、様々なユースケースに対応し、クラウドネイティブ技術を活用して高性能かつ安全なゲートウェイとしての機能を提供します。

 

AILERON Gatewayの概要

具体的には以下のような特徴があります。

セキュリティ

本OSSはセキュリティに強みを持つゲートウェイとして開発されています。

OAuth2.0/OpenID Connectをはじめとして、FAPI(Financial-grade API)にも対応しており、金融業界のように高いセキュリティ要件を求められる業界でも利用可能です。
他には、ポリシーベースでアクセス制御できるOPA(Open Policy Agent)がネイティブに組み込まれており、ABAC(属性ベースアクセス制御)やRBAC(役割ベースアクセス制御)などのアクセス制御モデルを実現可能です。OPAは複雑な認可ロジックを記述できるため、きめ細かいアクセス制御が可能です。

ロードバランシング

AILERON Gatewayは、ネットワークトラフィックを複数のサーバに分散させるロードバランシング機能を備えており、システムの可用性と信頼性を向上させます。これにより、単一のサーバへの過負荷を防止し、スムーズなスケーラビリティを実現します。
さらに、多様なロードバランシングアルゴリズムに対応しているほか、ハッシュベースの分散方式もサポートしており、トラフィックの分散方法を柔軟に選択可能です。

オブザーバビリティ

AILERON GatewayはOpenTelemetryをサポートしており、システムのパフォーマンスや動作を監視するためのオブザーバビリティを提供します。具体的には、メトリクス収集と分散トレーシングの両方に対応しており、リアルタイムで詳細なパフォーマンスデータとリクエストのトレーサビリティを実現します。これにより、リクエストの処理状況や遅延の発生箇所を可視化しやすくなり、問題の早期検知や原因分析を効率的に行うことが可能です。Grafanaをはじめとするダッシュボードツールと連携することで、視覚的なモニタリングも可能です。

その他の特徴

AILERON Gatewayには上記以外にもSOAP/REST変換をはじめとした様々な機能が用意されています。
機能の詳細については、以下のドキュメントをご覧ください。

https://aileron-gateway.github.io/ja/docs/

イベントの様子

KubeCon+CloudNativeConではクラウドネイティブに関する新しい技術の紹介をはじめとした様々なセッションがあり、質疑応答も活発に行われていました。

イベントへの登壇・出展

NRIは、Japan Community Dayにてセッションへの登壇およびKubeCon+CloudNativeConにてスポンサーブースの出展を行いました。

Japan Community Dayでの登壇

6月15日に開催されたJapan Community Dayにて、エキスパートテクニカルエンジニアの奥浦航が「5 Minutes in AILERON Gateway」の題目で登壇しました。

セッションでは、AILERON Gatewayの概要や導入による利点などを紹介しました。 また、参加者からOAuth2 Proxyと比べたときのメリットについてのご質問をいただきました。 ゲートウェイの機能とセキュリティの機能を単一のOSSで実現でき、複数のOSSを組み合わせるコストを削減できる点があるとして回答しました。

以下はスライド資料と動画となります。ぜひご覧ください。

KubeCon+CloudNativeConでのブース展示

6月16日と6月17日に開催されたKubeCon+CloudNativeConでは、NRIブースにてAILERON Gatewayを紹介しました。

当日は国内外合わせて約300名の方にブースへお越しいただき、他のAPI Gatewayとの違いやAILERON Gatewayのパフォーマンスに関する質問をいただきました。

また、ゲートウェイやリバースプロキシを利用するうえで課題と感じている点についてアンケートを取らせていただきました。ご回答いただいた皆様、ありがとうございました。

 

おわりに

今回のKubeCon+CloudNativeCon Japan 2025では、AILERON Gatewayのブースを出展しました。 併催イベントのJapan Community Dayではエキスパートテクニカルエンジニアの奥浦航が登壇し、クラウドネイティブ分野におけるNRIの取り組みや知見をグローバルなコミュニティに対して発信しました。

AILERON Gatewayは、現在も開発が進んでおり、コミュニティとしても成長を続けています。 技術的な進歩や実運用における価値提供に注力し、より多くの方に貢献できるプロジェクトとなることを目指します。

 

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