AWSチーフエヴァンジェリストJeff Barr氏と若手エンジニアとの意見交換会を開催！

はじめに

こんにちは、NRIの依田です。

2024年3月5日、Amazon Web Services（AWS）のチーフエバンジェリストであるJeff BarrさんがNRIを訪問し、若手エンジニアたちとの意見交換会を実施しました。

写真左から、アマゾンウェブサービスジャパン合同会社の沼口繁さん、吉江瞬、依田涼太、早川愛、Amazon Web Services, Inc.のJeff Barrさん、前原良美、姜禮林

この交流会では、NRI社内のAWSコミュニティ運営について紹介するとともに、Barrさんとコミュニティ運営の事例や成熟したコミュニティをいかに持続させるかについて、多岐にわたり意見を交わしました。

Jeff Barrさんについて

AWSのヴァイス・プレジデント兼、チーフエバンジェリストであるBarrさんは、2004年にAWSブログ(https://aws.amazon.com/jp/blogs/aws/) 初めて以来、AWSサービスに関する最新かつ有益な情報をブログで発信し続けています。今回はJAWS DAYS 2024での基調講演のために来日し、JAWS DAYSの実行委員長である早川を始めとした多数の社員が実行委員を務めていたことから、NRIの社内コミュニティの取り組みについてぜひ知りたいとのことでNRI本社を来訪しました。

JAWS DAYSについて

JAWS DAYSは主催JAWS-UG、後援アマゾンウェブサービスジャパン合同会社で行われる日本のAWSユーザグループにおける最大のイベントです。全国からAWSを利用するユーザが一同に集まり、40を超えるセッションやワークショップを通じて情報交換を行い、新たな人とのつながりを作る機会を提供します。

JAWS DAYSの様子は、下記のatlaxブログの記事で紹介しています。

atlaxblogs.nri.co.jp

コミュニティ運営についての議論

意見交換会では、NRIの社内AWSコミュニティの概要と直面している課題について話し合いました。

2016年以前に設立された社内AWSコミュニティは、当初は週次で開催される小規模な勉強会からスタートしましたが、今ではNRIグループ横断のイベントを開催するまでに拡大、コミュニケーション用のチャットグループには1600人もの社員が参加しています。しかし、コミュニティが大きくなるにつれ、新しい参加者が発言しづらく、議論に入りづらいという新たな課題が生じています。

この課題に対して、Barrさんは長期的にコミュニティを拡大するためには、新メンバーを積極的に受け入れる文化を醸成することが不可欠であると強調しました。

特に、コミュニティの「輪」に新しい人が簡単に入れるような空間を作り、オープンな環境を保つこと、具体的には初心者向けのプログラムやライトニングトークを通じて、新参加者が自ら積極的に関わることができるような取り組みが重要であると提案しました。

また、BarrさんのJAWS DAYSでの基調講演を踏まえ、世界各国のコミュニティが抱える課題の解決策に関する質問がありました。これに対して、Barrさんから国境を越えて形成しているAWSコミュニティの存在とその活動についての紹介がありました。

意見交換の最後には日本のAWSコミュニティについて、非常にエネルギッシュで、よく組織化されており、特別な存在であると高く評価されていると聞くことができました。特にNRIの社内AWSコミュニティに対しては、AWSその取り組みを大変評価しており、引き続き活動を継続してほしいとの期待の言葉がありました。