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AWS初心者の JAWS DAYS 2024 参加レポート!

はじめに

こんにちは。NRI新卒2年目の田中です。
2024年3月2日(土)にJAWS DAYS 2024が池袋サンシャインシティにて開催されました。
本ブログではJAWS DAYS 2024のセッションのハイライトと、私が参加したセッション/ワークショップ、Platinumサポーターとして協賛したNRIのブースの様子についてお伝えします。

JAWS DAYS 2024 について

JAWS DAYSは主催JAWS-UG、後援アマゾンウェブサービスジャパン合同会社で行われるJAWS-UG最大のイベントです。

主催のJAWS-UG(AWS User Group - Japan)は、アマゾンウェブサービス(AWS)が提供するクラウドコンピューティングを利用する人々の集まりです。

40を超えるセッションと2つのワークショップから成り立つ本イベントは、東京では5年ぶりのリアル開催となりました。

jawsdays2024.jaws-ug.jp

 

当日のサンシャインシティ60通りのフラッグと会場入り口の様子

参加セッション

今回は「Keynote」と「AWS認定 Specialtyレベルで満点を取った時の勉強法」、「コンサルタントに聞く!AWS Securityの守り方とセキュリティテストの実例」の3つのセッションに参加しました。参加したセッションについてそれぞれ紹介していきます。

【Keynote】

KeynoteにはAWSのヴァイス・プレジデント兼、チーフエバンジェリストのJeff Barrさんが登壇しました。当日は日本語での同時通訳が行われており、英語のリスニングに不安がありながらも当日は問題無く参加出来ました。

Keynoteでは、JAWS-UGの歴史の振り返りから、アジア圏でのコミュニティ活動の現状、更にはこれからのJAWS-UGの展望について述べられていました。AWSに関する日本語での情報が多いことは、JAWS-UGを始めとした多くのコミュニティ活動の賜物だと思いました。また、コミュニティの運営の今後の代替わりにも触れられており、これからコミュニティ活動に関われる可能性を感じ、モチベーションの上がるセッションとなりました。

【AWS認定 Specialtyレベルで満点を取った時の勉強法】

株式会社ゆめみの藤原さんが登壇しました。2019年に転職をされてからAWSの資格取得を始め、今年全冠となる12冠を達成した勉強法を中心に話していました。

藤原さんは常日頃からAWSの情報に触れられるような環境作りを意識しており、休憩時間やスキマ時間に情報を浴びられる状態にしているそうです。また実際に試験対策として問題を解くに当たってのポイントとして、選択肢に対してダメ出し・ツッコミを入れながら読むことを意識されていることを紹介していました。

最近全冠を目指して資格を取り始めた身としては、問題を解いた時点の自分自身の考え方を把握した上で、解説を読み進め考え方を回答に寄せていくこと、Well-Architectedな考え方をベースに取り組むことの2点は、どのAWS認定試験でも共通する考えだと思いました。

【コンサルタントに聞く!AWS Securityの守り方とセキュリティテストの実例】

ウィズセキュア株式会社の河野さんが登壇しました。業務ではWebアプリケーション診断や、クラウド環境のセキュリティ診断を行っており、AWS環境でも実際にペネトレーションテストを行い特定のデータへアクセス可能かを確認している方です。AWS上でシステムを構築する企業が増えてきたことにより、ここ2年ほどでクラウド環境でのセキュリティ診断の相談件数が増加しているそうです。

セッションでは特にセキュリティ対策においては銀の弾丸は存在せず、脅威分析を実際に行い、多重防御を施すといった基本に忠実であることが大切であると強調していました。

参加ワークショップ

2つあるワークショップのうち今回は「Getting Started with Real-Time Streaming with Amazon IVS」に参加しました。私はプライベートでも仕事でもAWSに触れることがほとんど無く、Amazon IVSは今回初めて知ったサービスでした。当日はAmazon IVSの開発者である、Todd Sharpさん、Hao Chenさんに加え、Keynoteの発表を終えたJeff Barrさんも参加する豪華なワークショップとなりました。

左からHao Chenさん、Todd Sharpさん、Jeff Barrさん

 

Amazon IVSは300ms未満での遅延でインタラクティブなライブストリーミングアプリケーションを作成可能なマネージドサービスです。ライブストリーミング配信プラットフォームであるTwitchはAmazon IVSを利用したプロダクトです。Amazon IVSマネージドサービスであるため、作りたいアプリケーションの開発に集中することができます。

今回のワークショップでは、Amazon IVS を使ってストリーミングアプリを作る体験をしました。下記のToddさんのGitHubにワークショップのチュートリアルが公開されていますので、試してみたい方は参考にしてください。

https://gist.github.com/recursivecodes/31a0c77d4ee0786b77c6af1069bdc898 (外部サイトに遷移します)

参加するまでAmazon IVSというサービスを知らなかった私でも簡単にストリーミングアプリを構築することが出来ました。またAmazon IVSの内部の仕組みを深く理解しなくても構築できたことから、マネージドサービスであることのメリットを強く感じました。

デモアプリ経由で配信された映像を見る筆者

企業ブース

今回NRIはPlatinumサポーターとして協賛し企業ブースを出展しました。当日はOSSサポート・保守サービスの提供を行っているOpenStandiaを中心に紹介をしました。ブースに立ち寄られた方には、サポートしているOSSのラインナップの豊富さに驚く方や、ID管理や認証認可を行うOSSであるKeycloakやmidPointに興味を持たれる方がいました。

 

当日のNRIブースのサポートメンバー

さいごに

初めてAWSに特化したイベントに参加しましたが、初心者から上級者まで幅広く楽しめるイベントでした。リアル開催ということで参加者間の距離が近く、様々な情報交換をその場で行えることが最大の魅力だと感じました。多種多様なバックグラウンドを持つ方が参加しているため、セッションを聞くだけ、周りの人と会話をするだけ、といった形でも色々な知見や刺激を得られることが醍醐味だと思いました。

本記事が少しでもAWSの活動について知っていただく機会になれば幸いです。

Jeff Barrさんと2023 AWS Jr. Championの八十田 周作さんとの記念撮影

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関連リンク・トピックス

・atlax / クラウドの取り組み / AWS(Amazon Web Services)

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