好きな VR デバイスは バーチャルボーイ。こんにちは、NRIの 河村です。
はじめに
先日開催された巷で話題の「Microsoft Mesh」ウェビナーに参加してきましたので、その感想をお話させていただきます。
よろしければ お付き合いください。
いま注目のメタバース
最近よく聞く「メタバース」。要は、コンピュータ上の仮想空間とそのサービスのことですね。
元々は、英語の「超(meta)」と「宇宙(universe)」を組み合わせた造語で、1992年に発表された サイバーパンク小説「スノウ・クラッシュ」に登場する 架空の仮想空間サービスの名称だったのが 一般に使われるようになったようです。
コロナ禍でのライフスタイル、ワークスタイルの変化に伴って、人とのつながりが減少している中、ビジネス・教育・日常生活で活用できるメタバースとして Microsoft 社が開発を進めているのが「Microsoft Mesh」です。
Microsoft Mesh って?
じゃあ、具体的に「Microsoft Mesh って何ができるの?」ということですが、現在こんなことが計画されているようです。
Mesh App for HoloLens
Micorsoft 社製のデバイス「HoloLens」と連動したアプリケーション。AI を活用して HoloLens を装着した人の動きをアバターで再現するので、より現実に近い動きを再現することができるものとのこと。
また、コミュニケーションを現実に近づけるだけだとリアルの劣化版って感じですが、会話の中身を字幕にしたり、翻訳も可能とのことで、現実世界ではできない仮想空間ならではのコミュニケーションをとることもできるようになるようです。
企業業務や技能研修に活用することを想定しているみたいですね。
Mesh for Microsoft Teams
メタバース と Mesh for Microsoft Teamsを融合したもの。
昨今、オンライン会議が当たり前になってきていますが、皆さんカメラって ON にしてます? 自宅で仕事しているとあまり映したくない状況とかってありますよね。
現にオンライン会議で毎回自分の顔を映している人は、全体の 3割。一方で相手の顔が見えている方が話やすいと答えた方は 全体の 7割という結果もあり、見たいけど見せたくないという葛藤が皆さんあるようです(笑)
そこで「カメラじゃなくてアバターを使ってコミュニケーションを取りましょう」「なんならオフィスも仮想空間にしちゃって プレゼンとかも全部仮想空間でやっちゃいましょう」というものだそうです。
仕事だけではなく、学校生活、地域のコミュニティの活性化にも活用できるのではということですが、これが実現してしまうと、もはや 映画 マトリックス の世界ですね!
おわりに
コロナ禍での閉塞感を打破してくれるかもしれない「Microsoft Mesh」。現在、Mesh App for Hololens がプレビュー中、2022年の前半には Mesh for Teams の 3D アバター機能、後半以降には企業独自の仮想空間の構築が予定されているとのこと。夢が広がります!
(バーチャルボーイの発売が 1995年、あの時のワクワク感が 30年の時を経て実現されるのか? (笑) )
Microsoft Mesh 関連ページ
・Microsoft Docs / HoloLens 2 で Mesh アプリの使用を開始する ※外部サイトへ
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