お客様のDXの推進やクラウド活用をサポートする
NRIグループのプロフェッショナルによるブログ記事を掲載

AWS Ambassador Global Summit 2024 参加レポート

蒲 晃平 - 2024 AWS Ambassadors 2022-2024 APN AWS Top Engineer

前原 良美 - 2024 AWS Ambassadors 2023-2024 APN AWS Top Engineer

こんにちは、NRIの蒲と前原です。
本年度2024 AWS Ambassadorsに選出され、当ブログでもインタビューしていただきました。

atlaxblogs.nri.co.jp

今回は2024年9月末にシアトルで開催されたAWS Ambassador Global Summit 2024に参加したので、そのイベントについて紹介します。

なお、セッションの内容はNDA(秘密保持契約)で全て公開NGとなっているため、本ブログでは、イベントの内容や現地で感じた熱気を中心にレポートします。

AWS Ambassador Global Summitに参加者の集合写真

 

AWS Ambassador Global Summitとは

Ambassador Global Summit は、AWS Ambassadors 限定の プライベートイベントです。世界各国の Ambassadors約100名が参加し、AWSサービスの開発責任者やDirectorによるAWSサービスのロードマップの説明やプレゼンテーションスキル等のビジネス系セッションと多岐に亘る講演を視聴することができます。

このイベントは 2019年から開催されており、6回目となる今回、日本からはAmbassadors 40名程度が参加しました。全体の約4割を日本人がしめており、日本市場におけるAWS のプレゼンス力が伺えました。

次章からは、下記コンテンツを紹介していきます。

・AWS社員によるセッション

・AmbassadorsによるLT会

・AWS企画のアクティビティ

・Ambassadors表彰イベント

 

AWS社員によるセッション

前述の通り、セッションの詳細な内容についてはNDAの関係で記載できないため、ここでは概要をお伝えします。

セッションは技術系とビジネス系が半々の割合で構成されており、非常にバランスの取れた内容でした。技術系のセッションでは、AWSサービスの開発責任者自らが登壇し、各サービスの開発経緯や今後のロードマップについて話していました。一方、ビジネス系のセッションではAWSの幹部層が登壇し、AWSの企業カルチャーやAmbassadorsとしての発信力の向上方法、効果的なビジネスプレゼンテーションの作り方など、実践的な知見を共有していました。

全セッションが英語で行われ、内容を完全に理解するのは簡単ではありませんでしたが、文字起こしアプリを活用したり、他のAmbassadorsとSlackでリアルタイムに意見交換をしたりすることで、より深い理解につなげることができました。

 

AmbassadorsによるLT会

本イベントでは、AWS社員によるセッションだけでなく、AWS AmbassadorsによるLT大会も行われました。LT大会では、各自のAWS関連の取り組みや構築したサービスについて話す方が多く見受けられました。


この会では、前原もLTをしてきました。紹介した内容を海外のAmbassadorsの方々にも熱心に聞いていただけ、また多くの方からさまざまなフィードバックを受けることができ本当に貴重な機会になりました。

LT会では8月末に開催した日本発のグローバルオンラインイベント「JAWS PANKRATION 2024」の概要と、このイベントのために構築した配信基盤について紹介しました。

実際に発表した資料はこちら

speakerdeck.com

フィードバックの中で印象的だったのは、何人もの海外の方から「日本のように、コミュニティイベントを活性化させていきたい。ぜひ、またグローバルイベントをするときが来たら、声をかけてもらえないか」というコメントをいただいたことです。

日本ではAWSに限らず、多くのイベントが常日頃から開催されています。そして、それは海外の方から見てもとても魅力的な状況であることがわかりました。
海外の方と話すことで、自分の中では知らず知らずのうちに当たり前になっていたことも、実は凄いことだということを再認識できて、良い機会でした。

また、今後も日本の活動を発信することはとても意義があると感じたため、海外イベントに参加する際は「情報を入手する」ことだけでなく「情報を発信する」ことも意識していこうと思っています。

前原がLTをしている際に参加者が熱心に聞いてくださった様子

 

AWS企画のアクティビティ

イベント期間中、AWSは夜に様々な魅力的なネットワーキングやアクティビティを企画していました。シアトルの伝統的なアンダーグラウンドツアーや最新のAR・VR技術の体験、シアトルの象徴的な観覧車ツアーなど、多彩な選択肢の中から、蒲はアンダーグラウンドツアーに参加しました。

ツアーでは、19世紀末の大火後にシアトルが再建される際、街の地盤を一段高くしたことで生まれた地下空間を探検しました。現地ガイドの方が、当時の建築技術や社会背景などユーモアを交えながら分かりやすく解説してくれました。

特に印象的だったのは、地上と地下の両方に出入り口を設けた商店の工夫や、歩道橋として使われていた地下空間の様子など、当時の市民の創意工夫を垣間見ることができた点です。歴史的な建造物や遺構を通じて、シアトルの街の発展の歴史を体感できる貴重な機会となりました。

他の参加者との会話も弾み、技術だけでなく文化的な面でも充実した交流ができ、非常に有意義な時間となりました。

ツアーで案内された地下空間の様子

 

トイレが当時のまま残っている

 

前原は料理教室に行ってきました。このアクティビティではチームで創作料理をつくりました。
世界各国のメンバーが集結しているため、「何をつくるか」の話をする前に、「食べ物の取り扱い方(卵は生で食べられるか食べられないか)」「味付けの仕方(塩で味付けるか砂糖で味付けるか)」といった前提条件を認識あわせする議論が非常に活発でした。

国同士の「当たり前の違い」を直で感じることができて面白く、そしてこのアクティビティを通して「一から全て伝える」ということがいかに大事であるかを改めて学ぶことができました。

 

料理教室に参加したAWS Ambassadors一同

 

Ambassadors表彰イベント

表彰イベントでは、リージョンごとの「Top of Ambassador」と、資格を全部取得しているメンバーの表彰が行われました。
前原も資格取得者として表彰いただき、記念に金色のジャケットをいただきました。

このイベントで印象的だったのは、資格取得者のほとんどが日本人だったことです。
日本ではAWS資格を多数取得している人が大勢いますが、実は海外ではそこまで多くはありません。そのため、海外のAmbassadorsの方々から「日本人はどうして資格をそんなにとれるのか?」や「資格勉強のコツは何か?」といった質問もちらほらいただきました。

Ambassadorのイベントで資格取得者を毎年ここまで盛大に表彰してくれることからも、AWS社としても日本人が資格を多数取得していることを高く評価していることがわかります。このことは、日本でたくさん広めていきたいと思っています。

資格を全て取得しているAmbassadorsに贈呈された金色ジャケットを着ての集合写真

 

さいごに

AWSの皆様のおかげで、とても学びのある貴重な1週間を過ごすことができました。この経験を活かし、Ambassadorsとして海外にも目を向けながら日々技術の発信やさまざまなことにチャレンジしていきたいと思います。

 

お問い合わせ

atlax では、ソリューション・サービス全般に関するご相談やお問い合わせを承っております。

 

関連リンク・トピックス

・atlax / クラウドの取り組み / AWS(Amazon Web Services)

・2023/01/24 RAGの真価を引き出す:生成AIチャットボット回答精度向上の実践的アプローチ

※ 記載された会社名 および ロゴ、製品名などは、該当する各社の登録商標または商標です。
※ アマゾン ウェブ サービス、Amazon Web Services、AWS および ロゴは、米国その他の諸国における、Amazon.com, Inc.またはその関連会社の商標です。
※ Microsoft、Azure は、米国 Microsoft Corporation の米国およびその他の国における登録商標または商標です。
※ Google Cloud、Looker、BigQuery および Chromebook は、Google LLC の商標です。
※ Oracle、Java、MySQL および NetSuite は、Oracle Corporation、その子会社および関連会社の米国およびその他の国における登録商標です。NetSuite は、クラウド・コンピューティングの新時代を切り開いたクラウド・カンパニーです。