こんにちは、atlax編集部 中の人です。
2024/11/22(金)に野村総合研究所 横浜総合センターにて社内外問わず誰でも参加ができるITを学ぶ大規模勉強会「Netadashi Meetup#13」が開催されます。
Netadashi Meetupとは、リラックスした雰囲気の中で食事を楽しみながら参加者間の交流もしつつ、ITについてのメインセッションとライトニングトークを行い、ITに対する理解を深めることを目的として開催している勉強会です。
今回は開催直前インタビューとして、Netadashi Meetupの運営メンバーである蒋 宗孝、酒井 将大と前回から勉強会参加している林 優一郎、田中 直人に参加してよかったことやこれからの展望、Netadashi Meetup#13への意気込みを突撃取材しました!
Q1:Netadashi Meetupとはどのような活動か教えてください。
蒋:ITに興味がある人たちが集まって交流する勉強会です。これまで12回勉強会を開催してきました。開催回ごとにクラウドやAIなどITに関する「テーマ」を設定し、テーマに沿って20分ほど登壇するセッションと5分程度で気軽に登壇ができるライトニングトークの2つの発表で構成しています。お酒や食事を楽しみながらイベントを進めていくので自然と会話も増え、毎回参加者の活気に満ちた勉強会になっています。NRI社内だけではなく、社外の方に参加してもらえるようインターネット上で参加を受け付けています。
Netadashi Meetupは毎回60名~70名ほどの参加者が集まり、今まで30団体から731名に参加いただいています。企業の方はもちろん、学生や大学関係者など参加者層が幅広い勉強会です。
発表テーマはITを基本としていますが、話す内容は登壇者にお任せしています。面白い失敗談やネタなどで会場を沸かせる登壇者もいて、それぞれの回でバラエティに富んだ内容になっています。
酒井:ITに関するテーマにとどまらず、人にフォーカスした内容で開催することもあります。例えば、入社1~2年目ほどの若手メンバーに登壇してもらう新人LT祭りなど「誰に登壇してもらうのか」で勉強会のテーマを設定することもあります。
登壇者のなかには自称新人もいましたが…(笑)
一同:(笑)
Q2:どんな運営メンバーで活動を行っていますか?
酒井:企画や運営は主に蒋さんと私が担当しています。回によっては主担当だけだと手が回らない場合があるので、会場設置や受付などを他の社員にお願いしています。
ちなみに、次回のカメラマンは田中さんに担当してもらおうと思っています!
開催テーマが決まったら登壇者を募集していきます。次回のテーマは「バックエンド関連技術」で、林さんが深い知見を持っているので登壇をしてもらう予定です。蒋さんや私を中心に勉強会を開催していきますが、田中さんや林さんをはじめ様々な方に支えてもらい、勉強会を開催し続けることができています。
また、私が運営に携わるきっかけは、社内外に発信を続けてきたことでした。
入社1年目の時にNetadashi Meetupに初めて参加しました。最初は参加するのみでしたが、「#11 新人LT大会」で登壇を経験しました。社内外に発信をすることで自身の認知度向上に繋がり、また発信していこうという気持ちになります。発信を続けていくことで、イベントなどのプロモーションを推進するチームに参画することになり、「Natadashi Meetup」をはじめ各種イベントや勉強会の運営を行っていくことになりました。
田中:先ほど酒井さんのお話にあったように、私は前回開催されたNatadashi Meetup #12に初めて参加しました。周りの先輩たちは現業の傍ら、社外カンファレンスにも参加し、さらに自社イベントの運営もこなしているという方が多かったので、自分も勉強会の運営に関わっていきたいと思っていました。
林:田中さんと同じく、前回開催されたNetadashi Meetup #12に初参加しました。
若手の方が企画し、たくさんの方に参加していただき継続的に開催できていることがすごいなと思いながら参加していました。過去に社外コミュニティでの登壇もありましたし、次回開催のテーマは私の専門領域である「バックエンド関連技術」なので登壇することにしました。
酒井:こうして自ら手を挙げてくれることが本当に嬉しいですし、感謝しています!
林:10月にも日本 Java ユーザーグループ(JJUG)にて登壇予定なので、次回11月開催のNetadashi Meetup #13へ繋げたお話をしようかと思っています。JJUGに参加した方もNetadashi Meetup #13へ来てくれたらと思いますし、楽しんでいただけるよう準備しています。
蒋:私はNetadashi Meetup発起の一人であり、初期メンバーです。
勉強会のコミュニティやイベントが好きでよく様々なイベントに参加していました。そこでNRIでも技術を学ぶ勉強会を自分たちで作れないかなと思い「Netadashi Meetup」を開催しました。最初は社内に閉じていた勉強会でしたが、さまざまな方に賛同していただき、開催3回目には社外の方も参加できるようになり、今では毎回70名ほどが参加していただける勉強会になりました。
Q3:今まで開催したNetadashi Meetupの内容について教えてください。
酒井:今まで開催したなかで私が参加した「#11 新人LT大会」と前回開催した「#12 フロントエンド関連技術」についてお話ししようと思います。
「#11 新人LT大会」は、2020年に開催しました。Netadashi Meetup通常時のイベント構成は、メインセッションが20分×2回とLTが5分×5回で組んでいますが、新人が20分講演することはハードルが高くなってしまうため「#11 新人LT大会」では登壇者の講演時間は一律5分になっています。発信活動を行っていくと自身の成長につながる、という考えは社内でも広がっていたので、私自身、新人の時に発表する機会をもらえたことがよかったと思っています。
「#11 新人LT大会」は決まった技術テーマがなく、業務内容を発表したり、趣味でアプリケーションを作ってみた話をしたりするなど自由に発表内容を決めることができました。
私が発表した内容は、「1人でSprint0を実践してみた話」でした。当時アジャイル開発の勉強をしていて、アジャイル開発はSprint1→Sprint2→Sprint3と進めてく開発手段のひとつだと学びました。Sprint0とは、Sprint1を始める前のチームビルディングや準備をしていく段階のことです。
「アプリケーションを作りたい」と思ったときにそれを作るモチベーションや何があればお客様が喜んでくれるかをインセプションデッキを用いながら一人で考え、「#11 新人LT大会」にて発表しました。
色んなテーマで話ができたので、他の登壇者は「タイピングがうるさくて怒られた話」などみんなで笑えて場が和むような発表をする方もいて楽しめました。
前回は「#12 フロントエンド関連技術」にテーマを絞り、勉強会を開催しました。テーマを絞ると、より参加者が知見を学べて今後に活かせる内容を知れると思いました。
講演者には、フロントエンド領域も細分化され、さまざまな技術があるのでモバイルアプリ・Webアプリなどは問わず、フロントエンド関連技術というテーマで話してもらいました。
ちょうど開催時期の直前に、Next.js公式ドキュメントの和訳サイトを公開したので、私はその内容を紹介しました。
蒋:前回開催した「#12 フロントエンド関連技術」のセッション登壇者は社外の方がほとんどでした。登壇はインターネット上での一般エントリーで先着順による募集をしていたのですが、社外の方から応募であっという間に埋まりました!
テーマを決めないからこそ社外の方がここでしか聞けないいろいろなお話をしてくださり、いい勉強会になるときもあります。これまで、複合型体験エンターテインメントビルのオープン宣伝もかねて、その仕掛け人の方にマーケティング観点で登壇いただいたり、Oracleの方がDatabaseについて登壇してくれるなど気軽にテーマを持ち寄り登壇してもらっています。
酒井:そうですね。メインセッションやLT以外にもお話しする機会があればいつでも登壇してもらっています。例えば、NRIの人事の方が勉強会に参加し、社外の方向けに中途採用のお話をしたり、企業の方がNetadashi Meetupのスポンサーになり、ビールを持ってきてくれた際に挨拶として登壇をしてもらったり、その時に合わせて柔軟にイベント対応できるのも、この勉強会ならではだと思います。
蒋:一般的な発表を交えた勉強会は、参加者は座って登壇者の発表を聞き、その後食事しながら懇親会をする流れが多いと思います。Netadashi Meetupとしての工夫は、イベント開始から料理とドリンクを提供しているので和やかな雰囲気が初めから作りやすいです。登壇内容を聞きながら横の方とコミュニケーションを取ってもらうなどカジュアルな雰囲気を作れているので登壇者も話しやすくなっているのではないかなと思っています。
大学生の方や今まで参加したことなくても社外から飛び込み参加してくれる方もいます。
Q4:Netadashi Meetupを続けてよかったことや参加してよかったこと、やりがいを教えてください。
林:私は「#12 フロントエンド関連技術」に参加して、社内だけでなく社外の方も笑いながら楽しい雰囲気で登壇している姿を見て勉強にもなりましたし、純粋に楽しい時間でした。
私は2年前にキャリア採用で入社したのですが、オープンな勉強会を若手メンバが主体となって企画・運用していること、また実績を伴い継続していることに驚きました。次回開催の「#13 バックエンド関連技術」で登壇予定なので頑張りたいと思いますし、今後も積極的に関わっていきたいと思います!
田中:前回開催した「#12 フロントエンド関連技術」に学生時代の友人を誘いました。就職先でフロントエンド領域の仕事をしているので「NRIでNetadashi Meetupという勉強会があるよ。フロントエンド関連技術のテーマだからどう?」と声をかけたらLT登壇までエントリーしてくれていました!普段、直接仕事で関わることもなく仕事の話もあまりしていなかったですが、こういう機会をきっかけに久しぶりに会った友人と技術の話ができて嬉しかったです。そこからまた友人の友人も引き連れてくると、どんどんエンジニア界隈の活発につながり、技術情報のやり取りも継続的にでき、お互い良い場になるなと思っています。
また、初めて登壇する人でも参加者が楽しそうに話を聞いてくれていたり、盛り上がっている雰囲気を見たりしてチャレンジしやすい場だなと感じました。今後も活発に勉強会が続けられるようなお手伝いができればと思っています。
酒井:私は登壇してよかったことをお話ししようと思います。登壇するとなると、間違いなどを指摘されたらどうしようという不安などでハードルが高く感じてしまうこともあると思います。Netadashi Meetupでは、そんな方でも安心な登壇時間が短いLTから登壇を始めることができます。和やかな雰囲気のなかで発表ができるので登壇の第一歩として良い場だと私も体験して感じています。
知っている人がいない中で登壇するのは不安な部分もありますが、勉強会やイベントに参加することで知り合いが増えることで他のコミュニティへの登壇依頼がくるなど、人やコミュニティとのつながりがどんどん増えていきます。登壇機会を増やしていくことで技術に関する知識や気づきが増え自身の成長にもつながりますし、良い循環を作れるとNetadashi Meetupでの登壇をきっかけに感じました。
蒋:Netadashi Meetupを続けてきてよかったことは、回を重ねるごとに参加者も増え、大規模勉強会という活動に成長してきたことです。
また、この勉強会を通じてNRIに中途採用で入社した方がいたり、仕事で接点のなかったパートナー同士がつながり、新しく仕事をすることになるなど良い繋がりが生まれています。
Q5:今後Netadashi Meetupでやってみたいことや展望をお聞かせください。
田中:今までさまざまな勉強会やカンファレンスに参加してきましたが、Netadashi Meetupは和やかで参加しやすい雰囲気がある勉強会だなと感じています。
私のように登壇経験が少なくても登壇しやすく、初めての登壇機会を提供できる勉強会であり続けられたらいいなと思っています。
林:私がNRIへの入社を決めた理由は、採用ホームページのキャリア入社の人たちの声を見て、自分の経験を活かせるのではと感じたことです。次回開催の「#13 バックエンド関連技術」での私の登壇内容を聞いて、興味を持って入社しました!という人が出てきてくれたら良いなという期待を持っています。
蒋:今後も続いていく勉強会にしていきたいと思っています。新しい運営メンバーにも協力してもらいながら持続するコミュニティにしていきたいです。
また、横浜以外のエリアでも開催してみたいと思っています!大手町のNRIオフィスで開催するなど、立地面で参加が難しかった方が参加しやすくなるなど工夫していきたいです。
酒井:蒋さんがお話したように、私も開催場所を広げていきたいと思っています。結果、NRIへの関心が高まり中途採用に繋がったり、さまざまな人に認知されていけば良いなと思っています。また、勉強会にはセンター長や本部長といった立場の方も来てくれることがあります。Netadashi Meetupをさらに発展させていくことで社長が参加してくれるようになったり、Netadashi Meetupをきっかけに普段は話せないような方との繋がりが増えたらいいなと思っています!
そしてNRIには素晴らしいエンジニアがたくさんいることがより認知されていけば良いなとも思っています。
Q6:次回の開催に向けて意気込みをお聞かせください。
蒋:次回も楽しい勉強会にしますのでお気軽に参加いただければと思います!ぜひみなさんをお待ちしています。
田中:皆さんが登壇や人とのつながりを楽しんでいただける場を提供できるように頑張ります。また当日は運営としてカメラ担当をするので皆さんの楽しんでいる姿や登壇でのかっこいい姿を残していきたいと思っています。
酒井:勉強会の盛り上げは運営にお任せください!一人でも友達を誘ってでもお気軽に参加いただければと思っています。次回は「#13 バックエンド関連技術」というテーマで開催します。エンジニアの開発は「フロントエンド開発だけ知っていればよい」などといった特定の領域に詳しければ良いわけではありません。様々なシステムが相互に連携し合って一つのシステムが生み出されます。今後のシステム開発に活きる知見をたくさん知ってもらえると思うのでぜひバックエンドの技術に詳しくない方でもご参加ください。
林:次回は「バッチアプリケーション」についてお話しできれば思っています。システムに必要だけれど華やかさがない、動くものができればそれでいいと思われがちなバッチの奥深いところを知ってもらえればいいなと思って登壇内容を作成しています。
実は過去にも「バッチは地味だが役に立つ」というテーマで登壇したことがあるので、その第二弾を行えたらと思っています。皆さんに役に立つ知見がお話しできればと思っていますので、ぜひご参加ください。
Netadashi Meetup
開催日時:2024/11/22(金)18:00~
次回テーマ:「バックエンド関連技術」
場所:横浜野村ビル(みなとみらい) 3F カフェテリアイベントブース
住所: 神奈川県横浜市西区みなとみらい4丁目4-1
https://maps.app.goo.gl/ZC17WJcziC76ZkCF6
イベントお申込みページ
https://netadashi13.peatix.com/
↑↑上記URLからお申込みください!↑↑
こんな方におすすめです
- 技術(特にIT)に詳しい方・興味のある方
- 技術(特にIT)には詳しくないけれど興味はある方
- 飲みたい!方
- 様々な方と交流したい方
などなど大歓迎ですのでNetadashi Meetup#13に奮ってご参加下さい!
Netadashi Meetupについての詳細はこちら:https://netadashi.peatix.com/
atlax編集部の感想
若手を中心にコミュニティを通して技術を高め合う活動を活発的に推進し続けている姿にとても感心しました!誰でも「登壇の第一歩」として発信できる場を提供したいという熱い思いが社内をはじめとする多くの人の賛同に繋がり、大規模な勉強会を継続し続けることができていると感じました。
今後もatlax blogsでは、熱い思いをもって技術力の研鑽をし続けるエンジニアをご紹介していきます!
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